この映画知ってますか? 1
2001年宇宙の旅
スカイネットの反乱もセカンド・インパクトも起きないまま21世紀が終わり、レプリカントもスペースコロニーも登場する気配のない21世紀を迎えた2001年、リアル志向の近未来SFは日に日に色裾せ、新しい芽が育ちにくくなっています。
話がよくできていれば不朽の名作たり得るのだが、そこには同時代の欲目が少なからず働いていて、たとえば97年に終末戦争が起こる設定の『ターミネー夕ー』シリーズの世代は素直に楽しめるけれど、これから観る新世代の人々にはどう映るものか。
名作と認めはしても、端から「古い」というフィルターがかかって、一歩退いた鑑賞を余儀なくされるのではなかろうか?
その点では、タイトルにずばり「2001年」と謳った本作は、リアリズムに徹した描写が逆に仇になり、ともすれば色裾せかねない要素をふんだんに内包しています。