日本の経済と世界の経済 その7
すでに米国は85年のいわゆるプラザ合意で、ドル高是正・円高誘導による為替面での米国製品の価格競争力強化に踏み出していたが、さらにここで産業の基礎となる技術力の面でも失地回復のため反撃に出たといえる。
知的所有権はその有力な武器です。
88年8月にレーガン大統領が署名、発効した「88年包括通商・競争力強化法」はこの大方針を具体化したものといえる。
新通商法に含まれる「関税法三三七条改正条項」は通称「知的所有権条項」と呼ばれ、米国企業のもつ特許や著作権の露骨な保護強化を狙っています。