日本の経済と世界の経済 その5
◆キャッチフレーズは「競争力」
「米国は競争力を失いつつあるといわれているが、今我々が行動すればそうはならない。
政府は競争力強化のためあらゆる可能な手段を使わなければならない」。
87年1月の一般教書でレーガン大統領(当時)は米国産業の競争力強化を訴え、科学技術の振興、労働者の再訓練、規制緩和、不公正貿易への対抗策強化など一連の競争力強化策を打ち出した。
米国の経済政策は80年代半ばに大きく変貌をとげました。
1700億ドル(87年)にも達した巨大な貿易赤字を解消するために米国産業の国内外市場での競争力を増す、意地の悪い言い方をすれば、米国産業の利益を守るためなりふりかまわず動き出しました。